
2023年11月16日のトリセツショーで「冷え性対策には血管のばしストレッチ!」について紹介されました!
今回、紹介されたのは昨年12月に放送した「冷え性のトリセツ」の改訂版で、2023-2024の寒い時期の対策最新情報です。
冷え性対策には血管のばしストレッチ!
カラダの熱は血液が運ぶことにより、全身が温かくなります。
寒さで手足の血管が狭まると、心臓ががんばり全身に血液を送ろうとしますが、なかなか手足に血液が送れず、頭部にばかり血液がいってしまいます。
ムダに頭部に集まる熱は「もったいない熱」(血液がいちばん集まるのは頭部です)
その熱を全身にまわすことができる方法が「血管のばしストレッチ」です。
血管のばしストレッチ・やり方
一畳ほどのスペースがあればどこでもできる簡単ストレッチです。
まずは3週間つづけてみましょう!
※次のストレッチにうつる前に必ず30秒の休憩を入れましょう!(入れないと効果が半減します)
【血管のばしストレッチのやり方5つ】
その①
直立の姿勢から右足を前に出して体重をかけて30秒キープ「ひざ裏」の血管を伸ばす
その②
正座をして両手をまえに着き、その状態から片足を後ろに伸ばす(足の付け根を伸ばす意識をもつことが大切)
その③
両足を伸ばし、両手を後ろに着いたら片足を折り曲げる。太ももの前側が伸びている感覚があればOK!
その④
正座をしてストレッチする方の足を立てて膝に両手を添え、前に体重をかける。ふくらはぎの血管を伸ばす意識で行う。
その⑤
仰向けになり、片足をかかえて曲げる。太ももの裏や、お尻の血管を伸ばす意識で行う。
※No1~No5までを30秒伸ばして、30秒休憩で左右2セットずつ行う
■血管のばしストレッチを動画でわかりやすく▽
血管のばしストレッチを3週間行った結果…
冷たくて寝ずらいと思う頻度や時間が短くなりました!
スリッパを履かなくてもフローリングの上で冷たさを感じにくくななりました!
億劫だった子供と冬の公園あそびが、できるようになりました。
8人中6人が「冷え性改善」の効果を感じました!
※血管のばしで冷え性が解決されるかは、引き続き研究中です。
「発見された新事実」が血管のばしストレッチにつながった
冷え性対策になぜ血管のばしストレッチ?
冷え性の新な事実を発見したのは金沢大学の王 天一さん。
なんと、王さんは「ロボット工学」の研究員。
介護ロボットを開発・研究していると、高齢者から数多くの冷え性の悩みを聞いたそうで、冷え性の研究をするようになりました。
そして発見したのが…
冷え性の人はムダに「おでこ」の体温が高い!
名付けて「もったいない熱」が蓄積している。
「もったいない熱」をなんとか利用できないか?
と調べて、行きついたのが血管のばしストレッチというわけです。
まだまだある!明日からすくできる冷え性対策4選
番組では血管のばしストレッチの他にも、効果的な冷え性対策が紹介されました。
冷え性の研究者204名の知恵のなかから選りすぐりを4つ。
マフラーやカイロなど、いつも使うグッズもある工夫で”あったか効果UP”や
つぼ押し、食事のとりかたまで。
今日から実践しましょう!
冷え性対策① お出かけ前マフラー
「お出かけ前マフラー」を教えてくれたのは、神戸女子大学 名誉教授の平田耕三さん。
寒い外に出てからマフラーを巻いても”手遅れ”です。
マフラーは外に出る前に巻くべし!
理由は…
皮膚には全身に冷たさをキャッチするセンサーがありますが、特に首まわりは冷感センサーが多い。
そのセンサーにひとたびスイッチが入ると、全身が凍えたようになってしまいます。
そうならないように、外に出る前にマフラーを巻くのです。
冷え性対策② 秘伝のツボ押し!
教えてくれたのは北里大学 東洋医学総合研究所 教授の伊藤 剛さんです。
ソフトボールで臀部のツボ「臀中 でんちゅう」を押して冷え性を改善!
体験者は「やっているうちに足が軽くなってきてポカポカしてきました」
と効果を実感していました。
臀部には梨状筋がありますが、それが凝ると足への血流が悪くなり冷えの原因になります。
そこで、臀部にある「臀中(でんちゅう)」というツボを押して冷え性対策をします。
ソフトボールつぼ押しのやり方
①あおむけになり、片方のお尻の真ん中にソフトボールを置く(痛気持ちいい感覚があればツボに入っている証拠)
②反対のお尻が上になるようにカラダを傾け、体重でツボ押し
③反対側も同じく行う
※ソフトボールは3号サイズがおすすめです
※目安として左右30秒ずつ・1日1~2回
冷え性対策③ カイロの使い方
カイロの効果的な使い方を教えてくれたのは、大阪大学大学院 医学系研究科 特任教授の嶋 良仁さんです。
それは、普通の使い方をしていては思いつかない場所でした!
手の冷えがある場合、「肘(ひじ)」にカイロをつける!
体験者は「肘にカイロをつけることで、カラダ全体が温まるような効果を得られた」と実感していました。
直接、手を温めなくても肘を温めることで指先の冷えを改善できます。
カイロは肘の外側、やや上につけるのがおすすめ!
冷え性対策④ 味わうだけで体ポカポカ技
教えてくれたのは早稲田大学 スポーツ科学部 教授 林 直亨さんです。
味わうだけでポカポカ技ですが、何か特別な食材を用意するわけではありません。
秘密は「食べ方」にありました!
食事はゆっくり味わって食べる!
食べるスピードによって、カラダが作る熱の量にちがいがでます。
研究では早食いに比べてゆっくり食べたほうが、食後に発生する熱量が2倍になる結果がでました。
まとめ

毎年、憂鬱になる冷え性も、簡単な対策で改善されます。
すこしでも楽に冬を乗り切りたいですね!